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介護は底辺職でクズしかいないと有名な介護で実際に働いてみた!

みなさん底辺の仕事ってなんだと思いますか?

個人的には、仕事には底辺も何もないとみんな同じ!みんな違ってみんないい!
と言いたいところですが、悲しい事に世の中には職業差別があって仕事によって、その人の優劣が決まってしまう事もあるのです。

一般的に底辺の仕事と言われているのが

  • 土木作業員
  • 警備員
  • 飲食
  • 美容師
  • 運送業
  • 製造業
  • 介護職
  • etc

です。

見返してみると、どの仕事もなくては困る仕事ですよね。

僕はこの中の介護職として10年以上勤めている訳ですが、自分のやっている仕事が「底辺職」なんて言われるとやっぱりいい気はしませんよ。

たまに「俺は底辺だって自覚しているから…」みたい事をいう介護職員がいますが、「おいおい自らそんな事を言っちゃあダメだろ…誇りはないのか!」と感じる次第です。

こんな事を聞いてしまうと「これから介護の仕事をしたい」と思っている人も「やっぱりやめておこうかな…」とやる気もなくなってしまいますよね。

 

そこで今回は…

「どうして介護職は底辺職に位置づけされているのか」という事や「実際介護で働いてみてどうなの?」って事について書いてみました。

「介護を始めたいけど…底辺職なんでしょ?」と思っている人はぜひこの記事を読んで参みてくださいね。

介護の仕事が本当に底辺職なのかどうなかが分かりますよ!

介護が底辺と言われる理由とは

ここでは、介護職が「底辺職」といわれている理由を紹介しています。

紹介する内容はあくまでも一般的なイメージです。

なので、「実際働いてみたらこうだったよ」という僕の意見も含めて紹介していきたいと思います。

誰でもできるから

仕事に限った事ではないのですが、自分が出来ない事がさらっとできる人って憧れちゃいますよね。

例えば医者や弁護士のような頭が良くないと出来ない仕事や、運動神経が良くないとなれないスポーツ選手には「カッコいい」「すごい!」と尊敬しちゃいます。

しかし、誰でもできるような仕事に対しては興味も持てないし、場合によっては「そんな事しか出来ないの?」と見下すような態度をとる人だっています。

では介護の仕事はどうかというと、やはり「誰でもできる仕事」というイメージを持っている人のほうが多いようです。

実際だれでもできるの?

では本当に介護は誰でもできるのでしょうか?

答えは残念ながら「YES」です。おそらく、普通に生活している人なら誰でも出来ると思います。

ところが実は「NO」でもあります。

「なんなのどっちなの?」って感じですよね。

というのも、実は介護の仕事も色々種類があって、簡単な仕事もあれば、しっかり勉強して資格をとった人にしか出来ないような仕事もあるからなんです。

しかし、世間一般的には「簡単にできる」仕事の方にばかり目がいってしまい、専門性がある仕事という印象を持つ人はあんまりいないのが現実のようです。

汚い仕事だから

介護が底辺職と言われている理由の一つに「汚い仕事だから」という理由があります。

これは僕の経験からなのですが、

仕事を聞かれて「介護」と答えた時に、「よく”介護なんて”できるね〜」「人のうんち触るんでしょう?」なんて事をいう人がいます。

僕からしたら「よくそんな事を直接僕に言えるね〜!」って感じですよ。

まず勘違いして欲しくないのが、うんちは素手では触らないという事。
ゴムグローブを一回一回交換しています。(ゴムグローブ越しには触るけど)

また、介護=汚物処理がメインみたいに考える人もいますが、これは誤解です。

たしかに介護の仕事の中にはオムツ交換もあるし、嘔吐した時の対応など、人が嫌がるような仕事もありますが、一日中オムツを交換しているわけではありません。

事務仕事をしたり、会議をしたり、色々やってるという事を理解して欲しいですね。

むしろ一般的な職場よりも感染対策を意識して仕事をしているので清潔な仕事ですよ。

給料が低いから

介護は給料が低いからという理由で「底辺」だと思う人もいるようですね。

では介護の給料はいくらくらいなのかというと…

介護の平均年収は320万円、

日本の平均年収が422万円(28年度)なので、平均年収と比べると、だいたい100万円ほど低いですね。

ただ、平均年収だと低い人も高い人も全部ひっくるめた数字になっちゃうので、フルで働けば、もうちょっと高くなるはずです。

実際に僕がもらってる年収は400万円

では実際にどんなもん?という事で僕(33歳 介護福祉士)の給料を明かすと額面で31万円前後、手取りにすると25万円ほどもらっています。

それにプラスして夏冬で年間5ヶ月分のボーナスもでるので、年収にすると、ギリ400万円超えるくらいです。

この額をどう思うかは人それぞれだと思いますが、特に生活に困る事なく生きています。共働きですが、奥さんと子供1人で楽しくやっていけてます。

あとは、介護士の人材確保の為に国がやってる「処遇改善手当」というのがあって、「これからは少しずつ介護の給料は上がっていくだろう」

という見通しなので、今後、介護の給料も平均年収に届くかもしれませんね。

肉体労働だから

「底辺職」と言われる条件の一つに”肉体労働”があります。

たしかに、一般的に底辺職といわれている職業はデスクワークよりは体を動かす職業の方が多いかもしれません。

肉体労働は体が資本なので、怪我で動けなくなったらお払い箱で最悪、仕事がなくなるリスクもありますよね。

介護も間違いなく体を使う仕事です。

しかも介護職の場合は扱うのが人間なので、慎重にやらないと怪我をさせてしまう心配もあるので気も使って大変です。中腰の作業も多く、腰を悪くする人もいます。

肉体労働=底辺と思うならそうなのかもしれません。

ただし肉体労働でも、外仕事に比べれば体は楽だと思いますよ?暑い夏場も涼しい室内で働けるし、営業職のようなノルマがあるわけではないですから。

また 介護=肉体労働とは限りません。介護にも色々仕事があって体がきつくなったら、資格は必要ですが、デスクワークがメインの仕事だってあります。

なので、介護の場合は体が動かなくなったら切り捨てポイ!という訳ではないのです。

虐待などがニュースになるから

介護職が底辺と思われる理由には、介護職員による”虐待事件”や”暴力”などがテレビでよく報道されているからなんて理由もあります。

つまり職員の質が低いって事ですね。

ではどうして介護は職員の質が低いのでしょう?

それは介護業界の人手不足が原因の1つとしてあります。

今、日本は超高齢化社会でどこもかしこも老人だらけです。老人ホームだってバンバン建っていますが、それでも足りないような状態。当然、介護職員も全然足りていません。

需要と供給が成り立っていません。需要過多です。

僕が働いている施設も人出が足らなくて「猫の手」も借りたいくらいです。

なので、介護業界はもう、人材を選んでいる余裕がありません。ちょっとやばそうな人でも「とりあえず入れてみるか」の精神です。

たまに本当に”猫”雇った方が役に立つんじゃない?ってレベルの人でも働いている施設だってあります。

誰でもできるから=底辺と思われていると書きましたが、誰でもできるような仕事ができないような人までいれちゃうので、そういう人が暴力事件を起こしてしまうって事なんですね。

 

働いている人の声

ここでは実際に介護職として働いている人たちが、「介護は底辺」といわれている中でどんな気持ちなのか。という事を紹介していきたいと思います。

実際に介護の仕事をしている人たちがどんな事を考えているのかを調べていてわかった事なのですが、介護士の考え方は大きく分けて2つのタイプにわけられます。

  1. 自分は底辺だと思い、介護の仕事もしかたなくやっている。
  2. 介護の仕事が好きでやりがい・誇りをもってやっている。

入りやすい仕事なので、他にやれる事もなくしょうがないから介護をやっているか、介護ラブでやっているのかって事ですね。

楽しいと思っている

そうなんです。介護職は辛い事ばかりではなく楽しい事もたくさんあるんですよね。

たとえ底辺の仕事だと思われていたとしても、やっている本人が楽しければ正直いいような気がします。

誇りを持っている

みなさん誇りを持って介護の仕事をされているようですね。

僕も見習って頑張りたいと思います。


感謝されてやりがいがある

介護は底辺なんていわれている一方で、とても感謝される仕事でもあります。

感謝されるのは利用者さんからだけではなく、その家族の人たちから「いつも見てくれてありがとうお世話になっています」といつも感謝されています。

こうした事があると「介護やっててよかったな、やりがいがあるな」と思うんですよね。

世の中の介護職に対する声は

ここまでは、実際に働いている人たちの声をまとめてみましたが、ここからは世の中の人たちが介護職に対してどんなイメージや意見があるのかまとめてみました。

きっと「介護はバカしかやらない」「底辺!」とか辛辣な事がいっぱい書いてあるんだろうな…とびくびくしながら調べたのですが以外な結果になりました。

では1つずつ紹介していきたいと思います。

底辺だとおもっている

で、でました!偏見です!

探していたのはこういうやつです!家柄が悪い整形そして介護!

やはりこういう風に悪い印象のところに介護職を並べる人もいるようですね。

偉いと思っている

この方がおっしゃているように、テレビなどで介護の悪い部分ばかり切り取って報道していると感じる事は結構あります。

ツイッターでリアルな口コミを調べてみると実際には「偉い」「感謝している」という声のほうが多くありました

必要な仕事だと思っている

こういう意見は介護をやっている身としてはほんとうにありがいし、力になります。

介護の仕事がなかったら、世の中回っていかないですからね。

地獄だと思っている

地獄…たしかに夏場のお風呂介助の時は、地獄のような暑さの時があります。

しかし、仕事自体はそんなにきつくないですよ。ぬるい地獄くらいです。

まとめ‥介護職は底辺ではない

最後にまとめで「介護は本当に底辺なのか」

という事について書くと…

世間の声をみてもわかるように実際には”感謝される仕事”であり”絶対に必要な仕事”です。

介護は決して底辺の仕事ではありません。

冒頭でも少し触れましたが、介護の仕事が底辺だと思われる理由の一つに、実際に働いている人自身が「自分は底辺だから…」と考えている節もあるのではないでしょうか?

『ボロは着てても心は錦』というように、どんな仕事をしていても、自分に自信があれば「底辺職」なんてものはない。と私は思いますよ。