おすすめ転職サイトはこちら

介護職の職務経歴書の書き方と自己PRや経歴概略などの例文まとめ

面接の時に困ってしまう物の一つが「職務経歴書」。履歴書を買うとよく付いてくるA4の用紙ですね。

バイトの面接時にはあまり使わないので捨ててしまうことが多く、馴染みがない人がほとんどだと思います。

一般企業の就職の際には履歴書+職務経歴書を求められる事が多かったりするのですが、介護職では基本的に求められる事は少なく、今までは使うこともありませんでした。

しかし近年では、介護職にもスキルや経歴を重視する施設が多くなってきているので、求人募集の際に職務経歴書を求職者に対して要求してくる事業所も増えてきたように感じます。

 

というわけで、今回は介護職のための『職務経歴書』についてまとめました。

  • 職務経歴書ってどんなもの
  • 介護職の職務経歴書はどう書くの?
  • 求められてない場合には書かなくていいのか?必要なの?

また、最後には普通に面接を受けるよりもグンと採用される確率が上がる方法も紹介していきます。

是非参考にしてみてくださいね!

職務経歴書って何?

まずは「そもそも職務経歴書ってなんなの?」という疑問から見ていきたいと思います。

職務経歴書とは

syoku

職務経歴書はこのような用紙です。こちらは100円ショップで購入したものですね。

ちなみに、自分で1から作るのもありなのですが、実は職務経歴書は履歴書のようなフォーマットが決まっていないので作るのは難しいと思います。

基本的にはコンビニや100円ショップで売っているものを使いましょう。

職務経歴書は必ず必要?

募集要件に職務経歴書がなかった場合はどうでしょう。

もちろんその場合には履歴書だけでもいいのですが、それでも職務経歴書を出した方が良いです。

面接では大まかにいうと、「あなたがしっかりと働いてくれるのか」を見るために行います。

求められてはいないけど合ったほうが良い職務経歴書をあえて出すことで、「めんどくさいこともしっかりやる(仕事が丁寧)」「本気さが伝わる」というように、好印象を与えることができます。

また、他の応募者は多分用意してこないでしょうから、その分差がついて有利になれます。

 

つまり職務経歴書は「職務経歴を伝える」ではなく、「しっかりと仕事が出来ます!」というアピールにもなるんですね。

ちなみに募集要件にあったら必ず用意してください。履歴書を持っていかないのと同じような事ですからね。

職務経歴書の書き方

続いては職務経歴書の書き方を分かりやすく解説していきます。

一体全体どういった事に気をつけて書けばいいのかさっぱり。なんて方は参考にしてみてくださいね。

どういう事を書けば良いの?

なんとなくどんな用紙かわかった!ではどんな事を書くのか。

わかりやすく言えば…

  • 今までこんな会社勤めてきた(企業名
  • このぐらい働いてきた(期間
  • 具体的にこんな仕事をしてきた(職務内容
  • 会社にとってこんな功績を残した(功績
  • こんな資格を持っている(期間中の取得資格
  • 自分はこんな人間です(自己PR
  • ここで働きたい理由(志望動機

こんな事を書きます。

必ず書くべき事はこれ

今まで勤めてきた会社概要

  • 企業名
  • 事業内容
  • 期間
  • 実績

この4つは最低でも書いておきましょう。

その他では、役職が付いていたなら役職名やその期間で取得した資格などがあれば記入すると良いですね。

このあとに自己PRや志望動機を書いていきましょう!

手書きorパソコン?

これも悩みますよね。一般的にはPCで作成するのが良いとされていますが、『パソコンが苦手!作れない!』なんて方も多いはず。介護の就職での実際では、手書きの職務経歴書を持参する方も多いようです。

パソコンで作成できる方はパソコンで、手書きじゃないと無理!なんて方は手書きでもOKと言えるでしょう。

手書きの注意としては丁寧に書く事、コピーは使用しない事、黒のボールペンを使用する事(消えるやつは×)

書き方は大きく分けて2つ

よく使われている代表的なものとして、『キャリア式』『編年体式』二つの書き方があります。今までの経歴と合わせて選ぶといいでしょう。

キャリア式

今まで色々な業種に勤めていて、職務ごとにアピールポイントがある方にオススメの書き方と言えます。

その職務ごとに取得した資格やスキルなどをまとめて書くので、読み手への自己PRがダイレクトにできます。

転職回数が多い方や、業務に必要な資格を多く保有している方に向いていると思います。

編年体式

時系列で今までの職務経歴を書いていきます。一般的にはこちらの『編年体式』が多いようですね。

編年体式のメリットとしては、履歴書の職業欄と合わせて読む事ができるので採用者側も読みやすい。社会人経験の浅い人でも書きやすい事が挙げられます。

介護職にオススメの書き方

介護職にオススメなのは、編年体式と言えるでしょう。

なので今回は編年体式での例を書いていきます。

①氏名と日付

日付は記入した日ではなく、ポストに投函する日にちを記入。面接に直接持っていく場合には面接の日を記入するようにしましょう。

※記入した日を書く方も多いですがマナー的には×

履歴書に書いてあるからいいやではなく、職務経歴書は独立した一つの書類として氏名は必ず記入しましょう。

②経歴概略

現在に至るまでの経歴をわかりやすく記入しましょう。行数としてはA4用紙に3行から5行程度が読みやすいですね。

作文のようにならず、あくまでも簡潔である事を意識しながら書くと良いでしょう。

③職務経歴

  • 勤務先名称〇〇法人〇〇会 〇〇(略さずに書く)
  • 職種 介護職
  • 雇用形態 正社員
  • 事業内容

④保有資格

保有している資格を記入。職務経歴の中で取得した資格等であると印象が良い。

取得した年月まで記入。日にちまでは記入しない。

自動車の普通免許は記入するかどうか迷う方も多い事と思います。

基本的には記入しなくても良いとされていますが、介護の現場では、車が運転できると重宝される場合があります。なので介護の職務経歴書の場合は

普通免許を取得しているなら記載するようにしてOK

他、業務に関係するような資格は記入するようにしましょう。

⑤自己PR

自己PRでは、今までの職歴の中で得た経験などからPRすると良いでしょう。

気をつけておきたい事は長所欄ではなく『職務経歴から自己PRにつなげる』という事ですね。

書き方に迷ったらこれ!

色々説明してみたものの、経歴概略とか書けない!わからない!なんて方もいるはず。

そんな方への1番の書き方は簡易版編年式がオススメです。

実際の書いてみた例はこんな感じ↓

36027

正直これが1番らくですね。

その他はこのパターンはこんな感じ↓

36028

具体的な書き方の例

説明を見ただけではなかなか書けない!

そんな方のために介護職ならではの職務経歴書の例を書いてみました。

よかったら参考にしてみてくださいね。

経歴概略の例*リーダーなど役職経験がある方

福祉系専門学校卒業後、〇〇に就職し、○年間介護業務に従事○年○ヶ月目からは入所者50名のフロアリーダーを担当。

その後、事業拡大に伴った有料老人ホームのオープニングスタッフ教育の為に、ユニットリーダーとして異動となり未経験者4名含む8人をプリセプターとして教育指導を行ってきました。

経歴概略の例*介護経験はあるが3年未満の方

大学卒業後、〇〇法人〇〇に就職、一般介護業務を習得。〇〇年からは褥瘡対策委員として施設内褥瘡形成者を○年と比較し○人から○人まで減少する事ができました。

○年間の中で、軽介助者のフロアーから重介護のフロアーまで経験し、ターミナルケアーの経験もあります。現在では介護福祉士の資格取得の為に勉強中です。

職務経歴の例

勤務先名称〇〇法人〇〇会 〇〇

職種 介護職

雇用形態 正社員

事業内容 要介護3から要介護5の方までの50名が入所されている特別養護老人ホームで介護職として勤務、入浴介助、食事介助、移乗介助等の一般的な身体介護を行ってきました。

2交代制で夜間勤務も月4回平均で行い、ターミナルケアも経験しています。

資格の例

取得年月日 資格名
平成○年○月 普通自動車第1種免許取得
平成○年○月 介護福祉士実務者研修過程修了
平成○年○月  介護福祉士資格取得

自己PRの例*介護未経験者の場合

専門学校卒業後、○○ホテルのレストランでウェイターとして○年間従事してまいりました。業務の中で幅広い年齢層の方・海外からの、お客様へのサービスに携わる中で様々な文化やマナーの違いを学び、お客様それぞれにあったサービスを提供出来るよう勤めてまいりました。

レストランではバリアフリーになっており、介護を必要とされている方が多く来店され、その方や介護者の方との関わり合いによって介護の重要性に気づき、介護を専門的に勉強したいと感じました。

介護職は未経験ですが、ホテルで働いていた際のマナーや言葉遣い、どんな時でも笑顔で接する事は介護業務でも活かす事ができると自負しております。

自己PRの例*経験者の場合

高校卒業後、特別養護老人ホームに就職し6年間従事しています。

どんな状況でも笑顔で対応し利用者様に対して寄り添ったケアーを行う事、他職種との連携に重点を置き業務を行って参りました。介護主任も経験し、シフト作成や新人教育にも力を入れてきました。

実務経験の中で培ったコミュニケーション能力や介護技術を貴社でも活かすことが出来ればと思っています。

面接に受かりやすくなる方法!

職務経歴書の書き方を探しているあなたはきっとこれから面接に受けるところなんだと思いますが、

その職場はどのように探しましたか??

求人サイト・ハローワーク・フリーペーパー

もしこの3つの中に当てはまる場合、それよりももっと面接に受かる確率が上がる方法があります。それは「転職エージェント」を利用する方法です。

介護業界の転職では、圧倒的にこの「転職エージェント」を使う人が多く、これから面接を受ける時にはとても役に立ちます。

転職エージェントとはなにか。そして、なぜ利用すると面接に有利になるのかの理由を3つ紹介していきます。

転職エージェントとは

転職エージェントとは「きらケア」や「マイナビ介護職」といった無料でつかえる転職サービスです。

自分で条件を入れて求人を探す「求人サイト」とは違い、登録すると担当者がついてあなたの希望を元に条件の合う求人を探してもらうことができます。

求人サイトに載っている求人以外にも多くを扱っているので、よりカンタンにより多くの求人を探すことができます。

有利な理由1、職務経歴書の書き方をサポートしてもらえる

転職エージェントは求人を探すところから面接のサポートまでを行ってもらえます。

職務経歴書や履歴書を作る際には、あなたの経歴を元に作成を手伝ってもらうことができます。

またその施設の特徴や傾向に合わせて、

「ここの施設はこういったところを重視するので、こういう書き方をした方がいいですよ!」

と具体的にアドバイスしてもらえるので、しっかり作成できるだけでなく、より受かりやすい書き方を教えてもらうことができます。

有利な理由2、面接に同行してサポートしてもらえる

施設によっては、転職エージェントの担当者に面接に同行してもらうことができます。

例えば、面接時の質問に上手く答えられなかった時にも援護や補足をしてもらえたり、

年齢や「ブランクがあって働いていない期間がある」などのマイナス要素があるときにも、担当者の方から上手く補ってもらうことができます。

本人から伝えるよりも、第三者として補助してもらうことで伝えたいことをハッキリと、かつ柔らかく伝えることができるため、一人で受けるよりも採用される可能性がグンと上がります。

有利な理由3、その他のアドバイスがもらえる

転職エージェントには転職についての相談をすることができます。

そもそもあなたが選んだ求人は適正なのか、もっと給料が高いところはないのか、あなたにとってもっと働きやすいところはないのかなど、一人では気づけない発見がたくさん出てくるでしょう。

また、何より転職は一人では不安なことがたくさんあります。そういったことを相談しながら一緒に転職活動を進めることができるので、より良い職場に出会えることがあるかもしれません。

 

  • 求人サイトで探して自分ひとりで面接に行こうと考えている方
  • いくつか面接を受けたけどなかなか採用されず悩んでいる方
  • もっと待遇の良い求人を探したい方

そんな方は是非転職エージェントを利用してみてくださいね!

一社は登録しておきたい介護転職サイトランキング

1位.マイナビ介護職(大手メジャーエージェント)


転職サイトの大手であるマイナビが運営する介護転職エージェントです。

「介護転職と言えばマイナビ」というほど知名度があるため求人数も多く、さらに全国に支社を持っているため転職への悩みにもしっかりサポートしてもらうことができます。

より高待遇な求人を選びたい人はもちろん、どの方にも安心してオススメできる転職エージェントですので、迷ったら是非登録しておきましょう。

  • 大手で求人数が多い!
  • 求人・転職へのサポートが手厚い
  • 「今すぐ」or「ゆっくり」を選べるので自分のペースで探せる!

公式サイト:https://kaigoshoku.mynavi.jp/

2位.きらケア(内部情報に詳しい!)

きらケア実際に働いてみないと分からないような職場の内部事情に詳しい転職エージェント。【人間関係・雰囲気・評判・退職率】などを事前に知れるので、職場の人間関係に不安なあなたにはオススメ!

  • 働かないと分からない内部情報に詳しい
  • 良い情報以外も事前に共有
  • 面接の対策・同行アリ!転職成功率UP

公式サイト:https://job.kiracare.jp/

3位.かいご畑(資格が0円でとれる)

かいご畑介護未経験や無資格の方でも安心できる専任コンサルト。13万円ほどかかる実務者研修資格などのスクール代金を全額負担してくれるサービスがあり働きながら無料で介護資格がとれます

  • 未経験・無資格の方も安心サポート
  • 介護資格を0円で取得できる!

公式サイト:https://kaigobatake.jp/

もっと詳しく知りたい方は「介護転職サイトおすすめ比較ランキングTOP5」も参考にして、少しでもあなたに合った転職サイトを探して見て下さい。

まとめ

今回は介護の職務経歴書の書き方という内容で、書いてみましたが参考になったでしょうか。

冒頭にも書きましたが、今まででは介護業界では職務経歴書が必要な事の方が珍しかったのですが、ここ最近では職務経歴書の提出を求めてくる施設が本当に多くなったように感じられます。

(私の勤めている老健でも2年前から面接の際に持参させているとの事…)

なので提出しないよりはした方が印象はいいですよね。

書き方で注意したいポイントはこちらです。

  • 手書きなら黒ボールペン(消えるのはダメ)
  • フォーマットはなし自由にかいても○
  • 抑えるポイントは抑える
  • 簡単なのは編年式
  • 職務概略は最悪抜かしてもOK
  • PCの方がいいけど、手書きでもOK
  • 日付は提出日に合わせる
  • 自己PRは職務内容に沿って書くと○

 

また、面接に不安な方は是非「転職エージェント」も利用してみてください。

職務経歴書の書き方をサポートしてもらえますし、面接も有利になるので条件の良い職場に受かりやすいです。

是非参考にして、転職活動がんばっていきましょう!