転職や就職で履歴書を書く際に持っている資格を履歴書の資格欄に記入する時に正式名称がわからなくて困る時ってありますよね。
通称でも基本的には問題なくわかればいいのですが、やはり履歴書ですからそこは正式名称で書きたいところ。
”今回は介護の資格『介護職員初任者研修』は履歴書にどう書けばいいの？
ホームヘルパー２級って初任者研修と一緒だっけ？どう書くんだっけ？をわかりやすく解説していきますね。
目次
履歴書に書く正式な名称と書き方
介護職員初任者研修の資格を取得した場合、会話では「初任者研修もってます」で介護職の人には通じるかとおもいますが、いざ履歴書に書くとなるとそうはいきません。
それではいったいどう記入すればいいのでしょうか。
介護職員初任者研修課程修了と記入するのが正解
「介護職員初任者研修」の資格を履歴書に書く場合の正解は
「介護職員初任者研修課程修了」
パソコンやスマホをよーく見て字を間違わないようにしてくださいね笑
間違えがちなのは、
「初任者研修者」
「介護職員初任者研修」
「介護職員初任者研修終了」←終了だと終わってしまうので間違わないようにしましょうね。
ホームヘルパー２級の人は？
ホームヘルパー２級の資格は２０１３年に廃止され新制度の「介護職員初任者研修」になりました。
それでは、ホームヘルパー２級の資格を持っている人は介護職員初任者研修と同じかと言えば大体似たような扱いにはなるのですが、履歴書に書く場合にはヘルパー２級の方は介護職員初任者研修とは書けません。
ホームヘルパー２級の資格を履歴書に書く時の正解は…
「訪問介護員２級養成研修課程修了」
となっています。これも長くて間違いそうなのでよーく見ながら履歴書に記入してくださいね。
その他間違えがちな資格一覧
ケアマネージャー→介護支援専門員
ホームヘルパー１級→訪問介護員１級養成研修課程修了
実務者研修→介護福祉士実務者研修課程修了
介護福祉士→介護福祉士資格取得
実務者研修や介護福祉士の資格も取得している場合は？
例えば、初任者研修を取得してから、実務者研修、介護福祉士とステップアップするように資格を取得する場合は記入するべきか否か迷う方もいらっしゃるかと思います。
資格の記入欄にはすべて記載するのがいいかと思います。
介護福祉士はご存じの方も多いかと思いますが平成２８年（第２９回）試験から３年の実務経験に加え、実務者研修の資格の修了が義務付けられていますので、実務経験３年だけで介護福祉士取得したのか、実務者研修を経て介護福祉士になったのか面接担当側にわかるよう時系列に記入するのがいいでしょう。
保有する資格が多く記入しきれない！といった方には履歴書に同封されている職務経歴書を利用するといいでしょう。
職務経歴書の書き方の例はこちらに詳しく記載されているので参考にしてください。
介護と関係ない仕事でも記入した方がいい？
いわゆる「介護職員初任者研修」と「ホームヘルパー２級」の正式名称はわかったけれど、介護関係以外の会社への転職でも、これらの資格は記入するべきか否か？
福祉関係以外でも上記の資格は記入することをおススメします。
「面接の際に介護の資格も持ってるんだね」からの会話も広がりますし、介護→優しい・献身的なイメージを持たれ好印象になる可能性もあります。
接客業であれば、高齢者への接遇面でも期待されるかもしれません。
記入して損はないかと思いますよ。
実際の履歴書の書き方
資格・免許の欄
上記したように上の欄に年・月と記入してあるので取得した年・月は省略で大丈夫です。
平成12 12 第1種普通自動車免許取得
平成26 4 介護職員初任者研修課程修了
平成28 4 介護福祉士実務者研修課程修了
きちんと修了まで記入しましょう。くれぐれも終了と書き間違わないように注意！
自己アピール
介護職員初任者研修課程修了している時点で、介護の登竜門はくぐっているという認識で大丈夫です！
すでに無資格の人よりはずっと優位になっているので、そこをアピールしていくといいでしょう。保有資格が初任者研修だけでしたら、その上で上位の資格を取得する意欲をアピールできるとさらに良いですね。
初任者研修の方の自己アピールの例
無資格・未経験から介護職に携わり、より知識を深めたいと思い介護職員初任者研修課程を修了してまいりました。基礎的な知識ではありますがお役に立てればと思っております。今後は介護福祉士の取得も視野にいれて実務経験を積んでいけたら考えております。
その他自己ＰＲ例はこちらにまとめてあるので参考にしてみて下さいね。
手書きで書くポイント
履歴書を書く際にＰＣで作成するか、手書きで書くか迷いますよね。
難しいところではありますが、前職がＩＴ系だったりＰＣスキルに自信がある方はＰＣで作成するのがいいでしょう。面接の際にアピールポイントも広がると思いますよ。
パソコンは苦手…なんて方は手書きで書くのが無難ではないでしょうか。
黒のボールペン・万年筆を使用し、字に自身がなくとも１文字ずつしっかりと誤字がないように書きましょう。誤字をごまかしたり塗りつぶすのは印象が悪く、書類の時点で落とされてしまう可能性もあるので注意しましょうね。
受かるためのポイント
履歴書から好印象を与えるポイントは…
趣味・資格が豊富
趣味欄や資格欄がしっかりと書いてあると、好印象ですね。よく余白の多い履歴書を持参される方がいますがこれはいけません。趣味欄にも「読書」だけ…。
読書だけでもいいのですが、面接の際にどんな本を読んだか尋ねると答えられないとかになりかねません。本当に受かりたいのならば、「読書」を介護関係の本を本当に読んで面接の際に自己アピールの材料にするといいかもしれませんね。
きっとしたたかな奴だと思われる事でしょう。それでも印象には残ると思いますよ。
字が丁寧
字が綺麗なのは印象がいいですね。字に自身がない人もとにかく丁寧に書くように心がけるようにしましょう。上にもかいたように誤字・脱字は絶対にいけません。
修正液・修正テープも絶対に使わないようにしましょう。間違えたら書き直す。これは絶対に守りましょう。
職務経歴書をしっかりと用意している
職務経歴書って何？と思う方も多い事でしょう。介護職で職務経歴書を用意されてくる方は少ないので、用意するとすごく印象がいいですね。
職務経歴書とは、今までの経歴を自己ＰＲとともにまとめたものです。特にこれといったフォーマットは決まっていないので自由といえば自由です。
職務経歴書の書き方と例はこちらに詳しく記載してあるので参考にしてみて下さいね。
写真に清潔感がある
履歴書に似せる写真ですが、スーツか私服か迷う事ありますよね。写真を撮るためだけにわざわざスーツを着るのも…なんて思いがちですが。着る事で少しでも印象がよくなるんですから我慢。ちなみにスーツは黒か紺がベストといわれています。
男女ともに髪型は前髪が目にかからない程度、どうしても髪をきる時間がなかった！なんて場合には耳にかけ、なるべく顔が見えるようにするといいでしょう。
面接当日に自信がない方は、面接時の印象のよくなる方法、よくある質問とその答え方などがこちらに詳しくかいてあるので参考にしてみてくださいね。
まとめ
介護業界は一般企業に比べ履歴書などの選考は甘いのは事実ですが、履歴書を重要視するところがあるのもまた事実。
転職するときの履歴書作成は面倒に感じますが、面倒くさがらずにきちんと行う事で成果に繋がっていくと思いますので、是非頑張りましょう。
初任者研修の履歴書の書き方・正式名称は…
「介護職員初任者研修課程修了」
ヘルパー２級時代を取得している方の正式名称は…
「訪問介護員２級養成研修課程修了」
です！
もし履歴書作成や面接に不安が残る・苦手…という方は下記に履歴書作成・面接のアドバイスまで転職活動の味方になってくれる転職エージェントをまとめておいたので利用する事をおすすめします。
