介護職員初任者研修を受ける上で気になるのが『修了試験』ですよね。『試験』と聞いただけで資格取得を諦めたくなってしまう人もおおいのではないでしょうか?
なんだか大変そうだし、勉強もどうやってやればいいのかわかりません。いま現在、スクールに通っている方も修了試験に受かるか心配で…とお悩みではないですか?
「介護職員初任者研修の資格取得の為の試験勉強はどうすればいいの?」
「私でも受かる?」
と疑問だらけです。
そこで今回は、介護職員初任者研修を取るまでの流れや、修了試験の勉強方法、合格率などをまとめてみました。
これから介護職員初任者研修の資格を取得しようと考えている方や試験勉強が心配なかたは是非参考にしてみてくださいね。
目次
取るまでの5ステップ
勉強方法とは言いましたが、介護職員初任者研修の勉強は「講義」を受けることでほぼほぼ受かることができます。
まずはそれまでの流れを紹介していきたいと思います。
1、スクールの申し込み
介護職初任者研修は国家資格ではなく、民間団体・公益法人の資格。いわゆる民間資格ですので、基本的には資格スクールに通わなければ取得することはできません。
その他のコースとして、ハローワークの職業訓練所で取得することができますが、ハローワークで取得するには条件がいくつかあるので、すぐ取得したい!と考えている方にはすぐ受講できる『シカトル』がおすすめです。
介護職員初任者研修は受講料にスクールによって時期や金額が大きくかわるので、ご住まいや金額の条件によって選ぶ事をおすすめしています。
『シカトル』は条件にそった資料請求をまとめてできるので、どこのスクールに通うか迷っている方におすすめです。
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参考:シカトルで資料請求しても平気なの?実際に登録してみた評判まとめ
2、講習や実技を受ける(130時間)
無事受講するスクールが決まりましたら、講習を受けます。
ズバリ、時間はトータル130時間
(内訳としてはスクーリング89・5時間/
自宅学習は上限40・5時間となっています。)
※自宅学習時間をスクールの時間にあてる事も可能なようです。
カリュキュラムの内容は
- 職務の理解 6時間
- 介護における尊厳の保持・自立支援 9時間
- 介護の基本 6時間
- 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 9時間
- 介護におけるコミュニケーション技術 6時間
- 老化の理解 6時間
- 認知症の理解 6時間
- 障害の理解 6時間
- こころと体のしくみと生活支援 75時間
- 講義の振り返り 4時間
- 合計130時間
となっています。(時間はどこのスクールでも共通)
なんだかタイトルを見ただけで、堅苦しいような感じがしますよね。
しかしどれも、介護現場にとっては重要なことですし、介護職につくと当たり前のようになる知識と内容なので難しく考えることはありません。
講義の内容
講義の内容はテキストにそって講習やグループディスカッションが基本となります。
例えばカリュキュラムの一つの”認知症の理解”ではどのような講義があるかというと…
認知症の種類・認知症を患った場合の心の変化などを学びます。
認知症は今やテレビなどでよく聞くワードなので聞いた事もある方がほとんどかと思います。実はこの認知症には種類があり、その種類によって幻覚をみたり、幻聴があったり、妄想があったりと、症状は様々あります。
認知症を患い、そういった症状がでた場合”心”にも変化が出てきます。
介護職で働きケアーをする時に、この心の変化をうまく捉え傷つけないように対応できるようになりましょうね。
といった感じでしょうか。
認知症の種類も介護の仕事をしていると、あの人はこんな感じだか〇〇型認知症かな?とか仕事の中で自然と使っていくようになる知識ですので、これから介護の仕事をしたいと思っている方には、講義も興味深く面白いと思いますよ。
実技
介護技術の基本となる、移乗介助などのトランスファーの知識を学び実際に演習を行います。
※移乗介助って?
移乗介助とはカンタンに言えば、車椅子からベッドへの移動の事をさします。高齢者は身体の麻痺などがあり、自分自身でこういった日常的な行動ができなくなる事があるのでこういった日常動作を助ける事が介護職の技術面で必要とされてくるんですね。
介護職につくと、この移乗介助を頻繁に行うので腰痛になる人がすごく多く、実技の授業では、こんな感じで介助をすると、お互いに負担になりませんよ〜。といった感じに正しい介助の方法など演習を通して教えてくれます。
3、自宅学習をする
スクーリングの内容にそって、自宅学習を行います。
自宅学習ではレポートの提出があります。これは俗にいう小テストのような扱いをうけるものとなっています。回数は3回から4回(選択問題と記述式の構成)を提出します。
このレポートを提出し採点と解説がつき返却されます。
自宅学習というと、これまた大変な感じがしますがマイペースにできるので安心ですね。
※自宅学習の終了条件は全てのレポートがスクールの規定する合格点に達する事です。
この自宅学習もコースによってはない場合もあるようです。時間もお金も余裕があるから全部スクーリングで済ませたい!
と考えている方は自宅学習のないコースを受講されてみるのもいいかもしれませんね。
4、実技試験を受ける
実技試験の内容ですが、試験といっても決して難しい事をするわけではないので大丈夫です。実技試験というよりはスクーリングのおさらいといった感じの捉え方でOK。
その日に行った実技講習を振り返って行い、きちんと理解があるかどうかなどをみるものなのできちんと講習さえ受けていればまず問題なく受かると考えて良いでしょう。
5、筆記試験に合格する
講習が全て終わったところで最終的な修了試験となります。
修了試験は筆記で約1時間。最低32問で100点満点中70点ほど採れていれば見事合格となります。
6、はれて介護職員初任者研修者に
修了試験を見事パスし約1ヶ月ほどで修了証明が届き、介護職員初任者研修者になります。
お疲れ様でした。
気になるQ&A
だいたいわかったけれど、本当に試験に受かるか不安、費用や期間は?といった疑問やよくある質問をまとめてみました。
難易度はどれくらい?
みなさん難易度をよく気にされますが99%合格すると思って間違いないでしょう。
なぜなら修了試験は1回きりではなく、最悪落ちてしまった場合でも再試験、それでもだめなら再々試験と、諦めなければ合格できるようにほとんどのスクールで配慮されています。
この99%はこの配慮からでる数字とも言えるかもしれません。
勉強方法は?
できる事なら再試等受けないで、一発合格といきたいところですよね。なんにも勉強しないと実は案外落ちたりします。
とはいえ、自宅で勉強する時間なんてないし…。
そんなあなたのためにおすすめの勉強方法があります。いまから書く2つの事を実施してください。この方法が最短で一番効率がいいはずです。
1、きちんと講義を聞く
介護職員初任者研修の修了試験はほぼテキストから出題されます。この出題される問題ですが、講義の途中途中で講師がアンダーラインを引く事を促したり、場合によっては『ここテストでます』と宣言してくれる事も多いようですね。
講義にきちんとでてしっかりと話さえ聞いておけば、修了試験に受かるというのはここらへんからきてると言えるでしょう。
2、自宅学習の問題を覚えておく
自宅学習としてだされた課題の問題からほぼ出題されるケースも多いようですね。
自宅学習だからといって、テキストから答えだけを抜き出して提出していると修了試験では落ちてしまいますよ。自宅学習として出された問題はどこかに書いて復習する事が1番の合格のための近道かもしれませんね。
かかる費用はどれくらい?
気になるのは費用ですよね。一般的には介護職員初任者研修の費用は5万円から15万円程度とかなり金額に開きがあります。
この費用の開きは民間資格ならではの感じがしますよね。キャンペーンや時期などでも金額は大きく変わってくるので注意が必要です。
大手の平均は7万円程度と考えておくのが妥当。
もっと安く受講したい!と考えている方には「シカトル」で資料請求をして、一番安いスクールを比較するといいでしょう。
期間はどれくらい?
取得までの期間も気になるところですが、最短で1ヶ月となります。
この最短というのは、スクールの受講の為に時間がとれる方といった感じです。
働きながらゆっくり取得したい、仕事があって週末しかスクールに行けない。といった方がほとんどでしょうから、3ヶ月から4ヶ月程度は考えておいた方が良いでしょう。
上にも書いたように、金額が大きく変わるのはこのコースによっても金額が変わるからなんですね。
まとめ
いかがでしたか?
介護職員初任者研修は、介護職の登竜門的な資格で持っていて決して損にはならないはず。今回の記事でもわかったかと思いますが99%合格できるようになっている資格です。
勉強方法や合格率が不安だった方はまず心配する必要はない。といって良いでしょう。
取得する為にはスクールに通う必要があるので、スクール選びはしっかりとしておきたいところ。
取得したいけど、時間やお金が心配…という方はまず資料請求だけでもして、スクール比較からスタートするといいかもしれませんね。