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未経験でも受かる!介護の履歴書を現役面接官が実際に書いてみた

履歴書を書く上で職歴や学歴などは基本的にそのまま自分の経歴を書いていくだけなので、そんなに悩む事はないと思いますが、志望動機や特技は何を書いていいのか悩んでしまうものですよね。

介護職の面接官が実際に転職をするとしたらいったいどんな書き方をするのか興味ありませんか?

今回は、私が実際に書いた履歴書を元に、面接をする際に「これは!」と思う履歴書の書き方をご紹介します。

志望動機

まず、履歴書を書いていて最初に引っかかるのは志望動機だと思います。

人それぞれ内容が違い、何をどう書けばいいのか、きっかけがつかめずに一番時間がかかるところだと思います。

今回は、私が書いてみた文章例をみながら、ポイントを解説していきたいと思います。

例文1 就職を狙う場合

  • 私は中学生のとき、両親に薦められて地元の高齢者デイサービスでボランティアに参加したことをきっかけに、介護職に興味を持ちました。介護職のように明るく、人の優しさにじかに触れる仕事は他にないと思います。
    「人によりそう介護」を経営理念にされている御施設でならば、私の目指す明るい介護、人の優しさに触れる介護をすることができると考えました。

例文2 転職を狙う場合

  • 私は常々、介護職のよさはご利用者様ひとりひとりから笑顔をもらえることにあると考えています。
    実際に御施設内を見学させていただいた際に、職員の皆さんとご利用者様ひとりひとりの笑顔を見られたことが非常に印象深く残っています。
    ぜひ、御施設で介護職に従事する中で、そんな笑顔の一員になれたらと考え、志望させていただきました。

上の文章は未経験から初めて就職する際を想定して書いた文章で、下の文章は転職を想定して書きました。

では、この文章のポイントを解説していきましょう。

志望する動機がないものはNG!

志望動機は、志望する動機です。当たり前に見えるかもしれませんが、意外とこれが抜けがちなのです。

「なぜ介護職なのか」「なぜうちの施設なのか」これがなければ、志望動機とはいえません。

志望動機の中には、対象施設を特定できるような構成を踏まえましょう。

自分が考える介護職のイメージについて語ってみると○

まず「何故介護職なのか」から考えてみるのが、私は構成しやすいと思います。

介護職のポジティブイメージをまず挙げて(「明るい」「やさしさ」「よりそう」「笑顔」など)、それを介護職をがんばりたいというモチベーションの形で面接官に伝えましょう。

面接官は「がんばりたい」という気持ちに応えたいと考えていますので、これがつたわらないと印象には残りませんよ!

その施設の実体験を入れると○

面接前には、書類やホームページなどで情報を得ることもあると思いますが、場合によっては現場を見学させてくれることが多くあります。志望動機にこれを反映してしまいましょう。

よくあるのは「現場の職員の雰囲気・表情が良かったこと」「利用者の雰囲気・表情が良かったこと」「清潔であったこと」などが上がります。

面接官は、「うちの施設だから来てくれる」という人こそ採用したいと考えています。もちろん、モチベーションが高いからですね。

なので、その施設特有のことを具体的に指摘することが必要です。
食堂が明るかったこと。職員が利用者の目線で対応をしていたこと。なんでもかまいませんが、その施設を特定できるもののほうがより効果的ですよ!

比較は絶対NG!!

施設のよさを特徴付けるために、よく「今いる施設ではこうでしたが~」と前置きを入れる方がいますが、これ、絶対やめてください。面接官が見たいのは、あなたのやる気です。

一方で、このように比較をして志望先を上げる言い方であるとしても、他方を下げるような形にすると、志望動機の中にネガティブイメージが発生して、全体的に大きなマイナスになってしまいます。

簡単に言えば、まるで施設のあらさがしをしにきたかのような物言いになってしまうということです。
比較は絶対にやめましょう。

趣味・特技

次に、特技の欄の書き方をご紹介しましょう。

特技の欄は、大きく二種類がありますが、今回は単語だけの小さな枠ではなく、趣味・特技・自己PRなどが一緒になっていて、3行くらい書くスペースを枠を取ってある場合の書き方についてご説明しますよ。

・特技は中学から続けているランニングです!体力には自信があり、毎日元気に活動することができることが自慢です!

体力勝負の介護職には運動系が受ける!

持論ですが、介護職はどんなにきれいごとを言っても、どんなに知識を入れても、結局は体力勝負の仕事です。

そんな仕事に対して「やる気があるよ!」と示すのに、運動系の特技を持っているのは非常に有利と言え

ます。
ぜひ前面に出していきましょう。

・中学高校と吹奏楽部に入っていました。吹奏楽部では、部員と協調性を持つことを学び、基礎練習として毎日筋力トレーニングをしていました!

ここで大事なのは吹奏楽!ではありません笑

介護の現場は協調性や体力を必要とされる職場なので、そういった事を踏まえた内容になっていればOKです。

学生時代に部活をしていた方は部活内容に因んだ事を書くとすんなりと書けるかも?

・趣味で手芸をしています。休みの日には小物を作ったり、ほつれた衣類を直しているととても充実した気持ちになれます。

介護現場では名前つけなど刺繍が必要な事も。他にはレクリエーションでの、ものづくりや、お直しもできる事をアピールできるといいですね。

・特技欄を自慢話にするな!

特技欄はタダの自慢話ではありません。面接官にアピールするための部分です。
なので、特技をどう職場で生かせるかこそが大事です。

まず、特技の内容を簡潔に書き、その後はそれを特技にしてどういう利点があったか、また施設でどう活かせるかを書きます。

・趣味を特技と言い張ろう!

趣味も、立派な特技です。

趣味というのはおのずと知識がついてくるものです。そのことについては誰にも負けないよ、というアピールは使いようによってとても有効です。

上記のとおり、施設でこのように役立ちます、と言う形に整えましょう。
もし、前面に押し出せるほど自信がなかったら、「新しい知識を得ることに敏感・貪欲」ということを捏造しましょう。

嘘はいけませんが、趣味のために情報収集することは誰しもするでしょうし、面接官がこの欄を見たときに「勉強意欲のある人」と感じてくれたら御の字です。

・特技なんて無いよ!と言う人に…”リフレーミング”のススメ

私には特技なんてないもん…自己PRなんてもってのほか…
そう思っているあなたに朗報です。

別記事の内容になりますが、私の書いた「リフレーミング」という技が助けになると思います。
ぜひ、参照してみてください。

介護のリフレーミングってなんなの?

本人希望記入欄

本人希望記入欄、という欄が履歴書の最後にありますね?

これは、どういう形態での就業を望んでいるかという欄になります。これに関しては、常に「正直」であることを大切にしましょう。

正職員ではなかなか自由にはできないと思いますが、パートやアルバイト、ボランティアをはじめとする非正規職員は就業内容をしっかりと提示することで働きやすくなります。

施設側としても、どういう風に雇用していって配置すればいいかを把握することができ、使用するのに安心です。

日本人の性として、自分の好みをはっきりつたえることは難しいかもしれませんが、ここは文章ですので、引け目もなく書くことができます。

むしろ迷惑なのは、履歴書に書いてない勤務希望を内定後に個別に指摘されることです。

これは現場リーダーが非常に混乱します。希望をはっきり伝えることは、職場全員に対して大切なのです。

履歴書を書く際の注意したい事

以下に、履歴書全体に対する注意点をご説明しておきます。

これは介護職以外にも使えるテクニックですので、覚えておいてください。

履歴書はPCじゃないほうがいい!

よく、就活などで「履歴書はPCで書いてもいいのか」などの質問が飛んでいますが、手書きのボールペンに勝るものはありません。

理由は、PCだと誰が作ったのかわからないので本人確認ができない点。

また、コピーと変わらないので、就職したいという熱意が感じられづらい点。

Pcだからやる気がないというわけではありませんが、他者と比較したときにボールペンの方が愛着を感じますよね。

また、手書きのほうが脱字が少ないのです。

ボールペンは複数使わなくていい!

意識高い系就活サイトなどで、最近は「強調したいところを太いボールペンで書いて目立つようにする」とか、「名前は本文より一段階太いボールペンを使って印象深くする」とかいうトンデモ情報が流れていますが、馬鹿馬鹿しいのでやめましょう。

履歴書は書体が大事なのではなく、あくまでも内容が一番です。

見やすく、簡潔で、はっきりと書いてあれば何本もボールペンを使わなくても大丈夫です。

誤字脱字に注意するに越したことはない!

正直なところ、誤字脱字があるからといってその人を履歴書だけで落とすことはありません!

…とはいえ、昇格を狙っているような書き味の履歴書を書いている場合に誤字脱字が多いと、(果たしてこの人に事務や管理を任せて大丈夫だろうか…?)という疑念が生まれてしまうわけです。

誤字脱字は無いに越、十分注意しましょう。

字はきれいに書け!できる限り枠に沿って書け!!

字のきれい汚いで落とすことはやはりありません。
…とはいえ、読めない履歴書を書いても内容が伝わりませんので、最低限読める字を書きましょう。小さすぎるもの、ぐちゃっとしているものなどは書き直すのがいいです。

これは、実務で申し送り書を書くのに不自由です。

介護は記録してなんぼですので、字の汚さは実は致命的なのです。また、四角い枠に一直線に字がかけない人。

ぜひ、まっすぐ文章を並べる訓練をしてください。履歴書は人に見せる文章ですのでしっかり書きましょう。

まとめ

いかがでしたか?

履歴書の書き方。就活業界では常識レベルとも言われる内容ですが、なにか皆さんの心に留まったら幸いです。

改めて履歴書の書き方のまとめを以下に。

・動機や特技は施設でどう活かせるかを中心にする!
・勤務希望ははっきりと伝える!
・履歴書はなにしろきれいに書く!!

皆さんの就職・転職活動が円滑に進みますことを祈って。

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