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介護職必見!腰痛が辛いと思った時のおすすめ対処法

ちょっとした介助をしていたら腰に激痛が…

俗にいうぎっくり腰です。

このぎっくり腰は通称で正式には急性腰痛症といいます。

こういった急な腰痛、介護職のみなさんは一度は経験があるのではないでしょうか?

腰痛は介護職の職業病とも言われており、腰痛が原因で休職したり、ひどい時にはドクターストップで介護の仕事が出来ないなんて事も…。

新人さんの場合は介護の仕事に慣れず入職1ヶ月で腰痛になってしまったというケースも珍しくありません。

できる事ならこんな事は避けたいですよね。

かくいう、私も10年間にも及ぶ介護職の経験の中で幾度も腰痛に悩まされてきました。

腰痛を繰り返しすぎて、”靴下を履こうとした瞬間”や”くしゃみをする”といった日常の動作だけで、一気に腰痛になる事もしばしば

こうした腰痛を繰り返さない為の予防方法や対策・痛くなった時の対処方法を今回はまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

腰痛対処法7選

さっそく腰痛にならない為の腰痛対策を7つ紹介していきます。

もうやってるよ!と思う方もいるかもしれませんが、今一度見直してみましょう。

1・コルセット(腰痛ベルト)を巻く

腰痛対策としてコルセットを巻いている、マイコルセットを持っている方も多いと思います。私も通算5本はコルセットを買っています。

腰痛対策としてコルセットを使用するのは、1番ポピュラーな方法かもしれません。

巻いて仕事をすると腰にかかる負担が少なくなってすごい楽になるんですよね。取った瞬間の締め付けから解放された感も好きです。

そんなコルセットですが介護職のみなさんの意見の中には「介助の度に取ったり外したり面倒」「暑い」「締め付けられて感が嫌」といった否定的な意見も。

整体師さんの意見では、「コルセットはあくまでも補助的な役割だからあんまりコルセットに頼りすぎない方がいい」との事でした。

あとは、コルセットは自分の体のサイズを選ぶ事も重要だとか。

コルセットを購入するのに迷ったら

いざ購入しようと思っても価格が1000円から5000円と価格に差があったり素材もゴムやメッシュがあったりどれがいいのか選ぶのに悩みますよね。

コルセットを買うのが初めてで、どんなものを購入するか迷ったら、値段よりもまずサイズ感を気にするといいかもしれません。

自分の腰に巻いた時に大きかったり、小さすぎては効果がイマイチになってしまいます。

あとは素材選びですが、ゴム製・メッシュ製・混合製など種類は様々。

ゴム製だとメッシュ素材に比べ比較的安価に購入できますが、デメリットとして汗がはりつく・暑いなどがあります。

入浴介助などではゴム素材はおすすめですが、一般的な介助ではメッシュ素材のものを選ぶといいでしょう。

混合製はゴムとメッシュのいいとこどりといった感じでしょうか。ただし値段がゴム製に比べると少し高いです。

ほかには支柱入りの硬いコルセットをつけている人をみた事がありませんか?

実はあれは市販のものではなく、腰痛の状態に応じて医師の処方で貸与したり、購入したりするものなのでドラッグストアなのでは売っていないので注意。

支柱入りの硬いコルセットが欲しい・つけてみたいという方は近隣の接骨院や整形外科で相談してみるといいでしょう。

結局おすすめは?

腰痛の度合いにもよるとは思うのですが、コルセットを初めてつける方はメッシュの簡易なものを購入するといいと思いますね。

値段は2000円〜3000円程度で購入できます。

はじめから高価なコルセットを買うよりは「コルセットを巻くとこんな楽になるんだ」を実感できればいいですね。

入浴介助の時だけ使用するという方ならゴム製のものがいいでしょう。

値段は1000円程度で購入できます。

腰痛がひどくなった場合は接骨院や整形外科で自分にあったコルセットを作ってもらうといった感じですね。

2・ボディメカニクス

ボディメカニクスとは簡単に言うと、介助する人の負担を減らす為に研究された介助方法です。

細かい事をいうと本当に細かいので要点だけまとめると

  1. 支持基底面積を広くする
  2. 重心を低くする
  3. トランスファーの際などには身体を出来る限り接近する
  4. 移乗の際は腰や身体を無理にねじらない
  5. てこの原理を使う
  6. 介助を行う相手の身体を小さくまとめる
  7. 大きな筋肉を使う
  8. 水平移動をする

といった内容になります。本来であれば、介助をする際この7つすべて気にしながら介助をした方がいいのですが、難しいなと思った方は1・2・3だけでも最初は実践してみるといいですよ。

ちなみに支持基底面積を広くすとは、簡単にいえば足を広げて立った方が倒れづらいですよ。

といった感じです。なおかつ腰を落とすと体はずいぶん安定しますね。

イメージはお相撲さんの四股のような感じ。

わかりづらい!という方は下の動画を参照してみてください。

3・仕事前のストレッチ

ストレッチも重要です。

出勤した直後や仮眠休憩から明けてすぐに介助に入ろうとした時に腰痛になるケースも多いです。

仕事に入る前に

”腰に手を当て口で息をふーと吐きながら、後ろに上体を3秒反らす”

といった簡単なストレッチだけでもしてみるといいでしょう。

これなら場所も時間もとりません。

注意としてはゆっくりやること。急なストレッチが原因で腰を痛めてしまったら元も子もないですからね。

”腰痛体操”は有名で効果的ですが、実際に仕事前にできるかと言うとなかなか難しいですよね。

私の働いていた事業所でも”腰痛体操”を取り入れていたのですが長続きしませんでした。

4・筋トレをする

腰痛の根本的な解決をするのは自分の身体を鍛える事。筋トレです。

腰痛の原因の1つに筋力の低下があります。

私も筋力が衰えてきて、ぽっこりとお腹が出てきた30代〜特に腰痛になる頻度が多かったように感じます。

こういったの動画も参考にしてみるといいでしょう。

筋トレは毎日コツコツが重要です。私もそうですが”3日坊主”にならないように気をつけましょう。

とにかく最初は無理をせず、続ける事を目標に掲げるといいでしょう。

5・寝具を変える

寝具が原因で腰痛になる人も多いようです。

例えば、結婚してベッドを買い換えたあたりから腰痛が始まった。なんてケース。

寝具は人それぞれ好みがあると思いますが、腰痛持ちの人は好み+自分の身体に合っている寝具を選ぶといいでしょう。

マットレスは柔らかいものが寝る時に気持ちよく眠れますが、柔らかい高価なマットレスに変えた途端に疲労感があったりしませんか?

柔らかいマットレスには寝返りがしづらい等のデメリットが潜んでいる事もあるからなんですね。

もし現在のマットレスが疲れる原因であれば、ベッドの上のマットレスをすこし硬いものに変えてみるといいかもしれません。

あとは枕の高さも低すぎたり、高すぎたりすると肩こりや腰痛の原因になると言われています。

疲れづらい枕の条件の一つに横向きになった時、頭から背骨がまっすぐになっている状態。といった条件があります。

枕を選ぶ時につい仰向けで寝心地を試しがちですが、横に向いた時に首が沈みすぎないか、肩の高さと合っているかなどを参考に選ぶといいかもしれません。

寝具は購入して何日か寝てみないと良し悪しがわからないので難しいですよね。

すごく高いマットレスを買ったけど身体に合っていなかったと後悔する人が結構います。

寝具は店頭販売ですと、返品不可・クーリングオフ不可の場合が多いです。

腰痛もちの人は寝具を購入する際に勢いで買わず、よくよく検討してから買うといいでしょう。

6・腰痛が辛い時は休む

腰痛が辛い時は休むと言う事も大切です。

介護職が腰を壊すのは野球選手が肘を壊すようなものですから、腰を壊してしまうと、まともに仕事はできません。

悪化してヘルニアなどになってしまい、復帰に時間がかかる場合も。

急激に腰痛になった場合はもちろんですが、違和感があると感じた時にも上司に相談してシフトを変更してもらったり、身体介助の少ない業務に一時的に変更してもらう事をおすすめします。

休むのはなかなか大変ですが、腰を壊して働けなくなるのは絶対に避けたいですからね。無理は禁物です。

7・転職

腰痛がきつくて介護現場の仕事が困難になってしまった場合は、ケアマネジャー・相談員・施設事務員・看護師などに転職する人は多いですね。

事務仕事が多くなるので、現場仕事にくらべれば随分と体は楽になります。

介護業界で働き続けたいけれど、将来的に現場で働き続きつづけられるか心配といった、悩みを持った方も上記の仕事に転向する人は多いですね。

ただし、ケアマネジャーになるにはケアマネジャーの資格が必要になります。

相談員業務も介護福祉士の資格を持っている事が条件の事業所も多いです。

「ケアマネジャー」・「介護福祉士・「看護師」の資格は取得までに時間がかかる資格ですので、腰痛で動けなくなってからではスムーズに転職できませんよね。

元気に体が働くうちに計画的に”資格取得”しておくといいでしょう。

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番外編:腰痛で労災は降りる?

腰痛になった時に心配なのは”労災”がおりるかどうかですよね。

労災とは「労働災害保険」といい労働者が強制加入しているものです。

仕事中の事故などで怪我をした場合に治療費や生活費を保証するといった内容のものですが、近年では仕事のストレスや労働環境が原因で「うつ病」になり働けなくなってしまったなんて場合も適応になったりするようです。

では介護の「腰痛で働けなくなった!」なんて場合には適応になるかどうかですが…

「労災の適応になるかは場合による」

といった感じですかね。

例えば、重いものを持ち上げた時(介護であれば移乗介助の時など介助)が原因であれば明確な原因がありますので労災がおります。

ですが慢性的な腰痛や・持病などでは労災がおりない事があるのでケースバイケースみたいですね。

腰痛になった際に「仕事内容」「時」の証明ができるかが重要になってきます。

労災が適応になるかどうかで迷った場合はかかった医者に相談したり会社に聞くのがいいのではないでしょうか。

とくに医者の診断は必要不可欠になりますから、腰痛がひどい時は医療機関にかかるのが最優先ですね。

腰痛原因となる介助

介護業務のなかで、腰痛になりやすい介助ってありますよね。

どれもこれも腰に負担がかかる介護業務ですが、腰痛になりずらくなるワンポイントアドバイスも含めて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

オムツ交換

オムツ交換は中腰で介助する事が多いですよね。

協力動作をしてくれる方だと腰への負担も少なく楽なのですが、体重が重い方や拒否動作が強い方は2人で介助にするようにしましょう。

夜勤業務だと1人で何人もオムツ交換をする事もあり、2人で協力できないといった場合はオムツ交換しやすいようベッドの高さを調整するといいでしょう。

また、ベッド柵を外して介助する事も大切です。

高さ調節や柵外しは面倒ですが、ベテラン介護職はきちんとやっている人が多く腰痛予防には非常に効果があります。

是非実践してみてくださいね。

入浴介助

入浴介助で腰痛になる人も多いですね。

入浴介助に使う機器にもよりますが、高さを調整できないので中腰で入浴介助しなければならない状況が続く事や

濡れてもいい”サンダル”を履いた状態での介助をする事で足をうまく踏ん張る事ができずに腰に負担がいってしまう事が原因にあげられます。

入浴機材の高さが変えられないのは、機器を変えるしかないので難しいですが、足元のサンダルを変えてみるのはどうでしょうか。

川遊びなどで履くかかとまでしっかり履けて、滑り止めがあるような靴を選ぶと入浴介助も随分と楽になりますよ。

トイレ介助

きちんと立位が保っていられない方のトイレ介助も腰が痛くなります。

小柄な女性の場合は支えきれずに一緒に転倒してしまうような事故も…

ではどうすればいいかですが、一人で立位が保てない・大柄な人の介助は職員2人で対応する事を徹底するといいでしょう。

その他では、「掛け声をしっかりとする」・「きちんと立つ動作ができるように、立つ前は足の底がしっかりと地面についている事を確認する」

この二つをしっかりと守る事で介助する側・される側ともに楽になります。

協力動作がしっかりあることで腰痛予防にも効果はバツグンです。

移乗介助

移乗介助も結構腰にきます。

体重が60キロ以上あるような方ですと、ちょっと車椅子に移乗してもらうのも一苦労です。

軽い気持ちで介助しようとする「ビクともしない!」ってなりますからね。

こういった時に必要なのが”ボディメカニクス”です。

ボディメカニクスは上でも説明してありますが

  1. 腰を深く落とす
  2. 身体を対象に近づける

移乗介助の際はこの2つをできるだけ意識してみるといいでしょう。

その他はスライドボードを利用してみるといいかもしれません。

スライドボードとは滑りやすい板状のもので、移乗対象になる方の体の下に差し込み対象者を滑らせるように移動する方法です。

大柄な人の介助の際などに取り入れてみるのもいいかもしれません。

ただし、技術が必要になるのと移乗する本人に恐怖感を与えてしまう心配があるので、使用する際は職員同士で練習する事をおすすめします。

まとめ

腰痛はいつなるか予想ができません。

冒頭でも書きましたが、介護職のように普段から腰に負担がかかるような仕事をしていると”靴下を履く”といった日常動作”で急に動けなくなってしまう事も多いです。

また介護職の場合腰痛になってしまうと、痛みがひくまでの間は働く事ができなくなってしまう事がほとんど。

痛みが長引けば、仕事を休まなければいけない期間も当然伸びるので収入にも影響が出てきます。

こうならない為には、周囲の協力も得る事も大切ですが、まずは腰痛にならない身体作り・体調管理が一番の腰痛予防になると思います。

今回紹介した7つの腰痛対処法が少しでも役に立てば幸いです。

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