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介護派遣で働くメリット・デメリットとは?それぞれの特徴をまとめてみた

実は最近、私の職場である老人保健施設に介護職として派遣が来ました

今まで、私の職場では派遣は入れていなかったので、職員たちは

『派遣くるらしいよ!』『どんな人か見た?』

などと色めき立っていたわけですが、私としては『介護で派遣って…大丈夫?』と少し冷めた気持ちでいたのですが、いざ派遣されてきた人がなんと…

あっさり塩顔イケメンだったのです。

そんな事はどうでもいい?エヘヘ、すいません。

 

はい、というわけで今回は介護職の派遣についてです。

介護歴10年の私も派遣から始めた一人なのですが、その時には

「正社員で働きたいんだけど、やたら派遣を勧められる・・・。どっちがいいんだろう?」

と悩んでいました。

しかし調べてみたところ派遣のメリットが大きすぎたので、結果的には「派遣から始めるのが1番良い!」という結論に達しました。

また、もう一方で見えてきた「派遣でやることのデメリット」もあります。

  • 介護の派遣って実際どう?
  • 嫌われたりしないの?
  • 介護職派遣の給料の相場は?
  • 面接がないって本当?
  • あえて派遣を選ぶメリットは?
  • 夜勤もあるの?
  • どこで探すのが1番いいの?

などなど、介護の派遣への疑問を徹底解明していきます。

介護職を派遣でやってみたい方は必見の内容ですので是非参考にしてくださいね。

介護派遣とは

介護に限らず派遣ってイマイチわからない。という方も多い事でしょう。

派遣ときくと『なんなの?』『派遣社員?』『パートとは違うの?』と色々思うのではないでしょうか。

そんな方へ向けてまずは派遣について解説していきますね。

派遣は雇用主が異なる

正社員・非常勤(パート)・契約社員と派遣の違いは一言で言えば雇用主が異なるという事です。

つまり正社員であろうが、パートであろうが雇用主はその勤め先になるのです。

一方、派遣の雇用主は勤め先ではなく、人材派遣会社なのです。

  • 正社員・パート
    施設に雇用され、施設から直接給料をもらう。
  • 派遣社員
    派遣会社に雇用される。施設で働くが、給料は派遣会社からもらう。

ですので、同じ勤め先で同じような仕事をしていても、派遣は登録した派遣会社に雇われている。

すなわち勤め先に『派遣されている』と理解しておきましょう。

介護派遣の種類

介護の派遣は大別すると、『登録型派遣』と『紹介予定型派遣』に分けられます。

ではこの二つはどのような違いがあるのでしょう。

登録型派遣

登録型派遣は派遣会社と雇用契約を結びます。

そうして派遣会社から派遣された施設などの事業所で、契約期間働くわけです。

契約期間は3ヶ月毎更新のところが多く、派遣先の事業所から延長要請があれば再度3ヶ月毎契約する感じですね。

派遣先が合わないなどの問題があれば、次の契約で他の事業所を紹介してもらう事もできます。

紹介予定型派遣

将来的に派遣先で正社員(直接雇用)になりたいという方を前提にした契約。

契約期間終了後に派遣先と相談して直接雇用になるか決まります。

契約期間は最長で6ヶ月なので、「いつまでもだらだらと派遣のまま」といった心配はありません。

派遣の期間中に職場の人間関係や雰囲気、自分にあっているか等を判断できます。

また、6ヶ月後に入職を拒否する事もできます。逆に事業所側から断られる事もあるようですが、よほど問題がない限り入職拒否といった事もないようです。

介護派遣で働く7つのメリット

派遣の事がわかったところで、『別に派遣じゃなくても最初から就職すればよくない?』といった疑問がわいてきませんか?

たしかに、雇用期間とかあって不安定な感じがします。

しかし、派遣として介護職で働く人が多い事も事実です。そこには派遣で働くこんな7つのメリットあるからなんですね。

1、時給が高い!

派遣を選ぶ人の多くが”時給の高さ”です。バイト・パートで働くよりも派遣を通した方が給料が高くなるんですね。

介護派遣の時給の相場を見てみると、

  • 無資格未経験は1100円〜
  • 初任者研修者・実務者研修修了者は1200円〜
  • 介護福祉士の方は1400円〜

資格の有無でだいぶ時給にも差がありますが、それでも無資格者で1100円〜の時給は一般的な介護パートと比較しても時給は高め。

介護福祉士の資格を保有している方は1400円〜の時給ですので、他業種と比較してもかなり高いのではないでしょうか。

上の金額はあくまでも相場なので、派遣会社によってはもっと時給が高い会社もあります。

経験者だと1500円〜2000円まで時給が上がる事も珍しくないようですね。

2、残業がほぼない

残業がほとんどないのも派遣だからこそ。

介護職の正社員でも他業種と比較すると残業は少ない傾向にありますが、行事準備や記録でどうしても残業しなくてはいけない事もあります。

派遣では行事や記録とほぼ関わらないのでほとんど残業はありません。

たとえ残業があっても30分から1時間程度ですし、必ず残業代は払われます。

残業ができるかどうかの確認もしっかりとってくれるので、「みんな忙しそうで流れで残業…」のような事もありません。

介護の残業の実態はこちら

3、労働時間の自由度が高い

労働日数や期間を自由に決められるのも大きなメリットです。

  1. 家事や育児の合間で空いた時間に働きたい主婦
  2. 趣味を優先したい
  3. 期間を決めて介護職を経験したい

なんて方には派遣の労働時間は嬉しいですよね。

上記したように残業もほぼないので、時間を有効活用できます。

夜勤専門の派遣もある

時間を自由に選べると書きましたが、介護職の派遣には夜勤専従の仕事もあります。

もちろん『夜間の割増賃金』もつくので、2交代制(17時〜9時など)の長時間労働であれば1回の夜勤で2万円以上も珍しくはありません。

夜勤のみに派遣で生活する方も多くいます。

介護の夜勤に興味がある方はこちら

4、気に入らなかったら職場を変えられる

正社員やパートになってしまうと当たり前ですが、

  • 職場の人間関係が悪化したからやめたい
  • 職場の雰囲気が合わない

となっても、一度働き出したらそうカンタンには辞められません。

一方派遣の場合は、職場の空気が合わないと感じた場合には、契約期間終了後に次の派遣先を紹介してもらう事ができます。

また、派遣会社によっては、派遣会社からのヒアリングもあり、派遣先の待遇の悪さを報告することもできます。そういった理由があれば、派遣期間中でも途中で違う派遣先に変えてもらう事も可能です。

5、実務経験が積める

介護福祉士の受験資格の中に

従業期間3年(1095日)以上かつ従業日数540日+実務者研修の資格

という条件がありますが、この3年と(1095日)は通算でもOKですので、例えば資格を取りたいけど従業日数があと◯ヶ月足りない!なんて場合にも役にたちます。

理由があって正社員では働けないけど、あと少しで3年に届く!

今すぐやめたいけど、従業日数3年まであと少し…

なんて方には嬉しいですね。

また派遣会社によっては実務者研修・初任者研修資格の費用を負担してくれる会社もあります。

なので、これから介護の資格を取りたいと思っている方は派遣はかなりおすすめできると思います。

6、面接がない

就職活動で面接がどうしても苦手…なんて方も安心。

これは知らない方も多いと思いますが、派遣先への面接はありません。

実は労働者派遣法という法律の中で派遣の面接を禁止しています。

労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。

ちょっと難しいので、わかりやすく言うと

派遣される会社はどんな人が派遣されてくるかを、特定(履歴書・面接など)するのはいけない事ですよー。(紹介予定派遣は除いて)

という事ですね。

といってもお互い初めましてでは不安でしょうから、顔あわせといって派遣先の責任者や人事担当などと面談や施設見学といった形で面接まがいの事はだいたいあるので注意。

しかしそれによって、派遣先からあの人は派遣しないでください!といった拒否は出来ない事も覚えておきましょう。

7、チヤホヤされる

「いきなり派遣で行くと、よそ者が来た!なんて邪険に扱われるんじゃ・・・」

と心配していましたが実際にはそんなことはなく、逆にチヤホヤされることが多いです。

どの施設も基本人が足りていないので戦力としても重宝されますし、決まったメンバーで毎日働いている職場に派遣社員が来るというのはとても新鮮なことなので、私も大変良くしていただきました。

 

仲良くなれれば「派遣の契約が終わっても残ってほしい」なんて言ってもらえたり、そんな感じで人間関係を築いてから正社員になることも可。

もちろん気に入らなければ契約満了で終わることもできるので、「正社員希望」の方もまずは派遣から働き出すのが一番だと思います。

介護派遣のデメリットは?

派遣にメリットがあるのはわかったけど、デメリットはどんな事があるのでしょう。

実際に気づいたことを紹介していきます。

契約期間で切られることがある

派遣には契約期間があるため「合わなければ職場を変えられる!」というメリットがありますが、もう一方で「契約期間に終了を告げられる」というデメリットも出てきます。

逆に「この職場でもっと働きたいのに・・・」なんてリスクがあるわけですね。

介護業界は基本どの施設も人が足りていないので、万が一切られてしまったとしても次の職場を紹介してもらえるとは思いますが、「同じ職場で長く働きたい」という人にはデメリットになりそうです。

福利厚生がない?

今までのイメージだと派遣は福利厚生がしっかりしていないというイメージが強くあり、実際にも会社によっては福利厚生がしっかりしていない会社もあるので注意が必要です。

しかし今では派遣会社によっては各種社会保険完備なんて会社も増えてきましたので、そういった所を選べば大丈夫です。

賞与がない

短期的に働くなら派遣は給料が良いのでオススメですが、派遣には賞与がないところがほとんどです。

自由を得るか、ボーナスを得るか。

というイメージですね。

「ボーナスがほしい!」という方は、ずっと派遣で働くのではなく、紹介予定派遣でボーナスが高い施設などで働いた後に正社員を目指すのがいいかもしれません。

将来が不安

派遣のままだと将来が不安。これはたしかにそうかもしれません。

主婦やこれから先にやる事が決まっている方はいいかもしれませんが、安定した職につきたい。と考えている方には

ずっと派遣のままで働く。

というのはあんまりおすすめできないですね。

ですので、こういった方も紹介予定派遣で納得できる職場を探す方法が1番ベストではないでしょうか。

派遣はこんな人にオススメ!

派遣で働くメリットをまとめると、

  • 給料が高い
  • 期間が決まっているので気に入らなければ職場を変えられる
  • 気に入ったら正社員になれる「紹介予定派遣」もある

逆にデメリットとしては、

  • 派遣切りのリスクがあり安定しない
  • ボーナスがない

ということがあげられます。

 

これらのメリット・デメリットを踏まえて、どういった人にオススメなのか、どのように派遣を利用すればいいのかをまとめていきます。

バイトで働くなら派遣を選ぶべき!

バイト・パートで働く場合には、派遣で働くのがオススメです。

給料も高いですし、派遣の方が融通もききやすいので働く時間や休みの交渉がしやすいのは大きな強みですね。

「ボーナスが出ない」というデメリットもありましたがそもそもバイトにはボーナスはありませんので、バイトで働くなら派遣にした方が最大限のメリットだけを活かすことが出来ます。

3ヶ月契約なので「同じ職場で長く働けない」という難点もありますが、双方が気に入れば契約延長もできるので問題ありませんし、また、定期的に職場が変わるのも言い換えれば「常に新鮮に働ける」というメリットにもなります。

正社員を目指す人も派遣から!

「派遣じゃなく正社員で働きたい!」

という人ほど派遣から始めるのがオススメだと感じました。

なぜなら「失敗が少なくなるから!」ですね。

 

就職活動をして正社員として働きだしても、こういったトラブルは尽きません。

  • 思ったより給料が少なかった
  • 残業が多くて肉体的につらい
  • 人間関係が上手くいかなくて辞めたい

求人情報に書いてあったことと実際は違ったり、働きだしてみないと分からないようなことはたくさんあります。

そんな中で、いきなり生涯働く職場を探すのはもはや「運」ですよね。

 

しかし、紹介予定派遣で始めれば、実際に働いてから「正社員になるかどうか」を決めることができます。

これなら職場の雰囲気や人間関係が分かった上で決めることができますし、社員さんの話しを聞けるので満足度も分かりますよね。(社員が不満ばかり言っているか、楽しそうにワイワイしているかで職場の待遇は分かります。)

また、いくつかの職場を経験することで、どこがいい職場かの見極めが出来るのも大きなメリットですね。ほとんどの人は始めて働いた職場が全てなので、他と比べて今の職場がどうなのかは分からず働いている人が多いです。

 

これから介護職で働き続けていきたいのであれば、いきなり1社目で正社員になるよりも、まずは派遣で働いて見極められるのはとても大きなメリットだと言えます。

介護でオススメの派遣会社

最後にこれから派遣で始めたい人へ、介護の派遣の中では主流な2つを紹介します。

介護派遣の流れはこの通りです。

  1. 登録をする(無料)
    「登録会」や「面接」などは一切なく、ネットから簡単に登録完了できます
  2. 希望を伝える
    担当から電話がかかってくるので休みや時間、給料などの希望を伝えます。相談があれば気軽になんでも聞いてみましょう。
  3. 紹介される
    希望の条件にあった求人を紹介されます。気に入るところがなければドンドン要望を出しましょう。
  4. 就業する
    働きだしてからも「仕事が難しい」「資格も取っていきたい」などの相談にのってもらえるので心強いです。

まずは登録して、どんな求人があるのかをチェック。また、不安なことがあれば相談してみてくださいね。担当者は介護経験者の人が多いので、とても親身になって話しを聞いてアドバイスをもらえますよ!

 

続いて、介護の人材紹介サービスとして人気のある2社を紹介します。

それぞれ特徴がありますがどちらも無料なので、基本的には2社とも登録して比較しながら仕事を探すのが効率良いですね。1社より2社から探した方がよりたくさんの求人と見比べられます。

是非チェックしてみてください!

キャリアアップを目指すなら:かいご畑

人材紹介サービスのかいご畑では、資格なし・未経験OKの求人情報をたくさん扱っているため、これから介護を始めたい人にはオススメです。

また、かいご畑では資格教室も運営しているため、かいご畑から就業した場合には働きながら0円で介護資格が取得できます。

介護資格は最大13万円ほどかかるのでお得ですし、資格を取ることで仕事の幅も広がり給料もあがります。

まずは派遣から、一緒に資格も取っていきたい方にオススメです。

公式サイト:https://kaigobatake.jp/

派遣に強い:きらケア

介護派遣に強いきらケア。求人数が多く、あなたの条件に合った求人情報を紹介してもらうことができます。

特に内部情報に詳しいので、人間関係に不安な方でもより働きやすい職場が見つかります。

他にも受かりやすい面接対策のアドバイスをもらえたり、休みや残業・給料の交渉までもサポート。

介護派遣なら是非登録しておきたいサービスです。

公式サイト:https://job.kiracare.jp/

まとめ

以上、介護派遣について紹介してきました。

バイトやパートの場合には、直接雇用されるよりも派遣を通した方が給料が良いですし、残業や休みなどの融通も聞きやすいのでオススメですね。

正社員希望の場合にも「紹介予定派遣」という、一度派遣で働いた後に正社員になるかを決められる方法があります。

やはり長く働き続ける場所ですからいきなり正社員になるよりも、まずは派遣で働いてみてから決めた方が「思っていたのと違った」なんて失敗がなくなりますし確実ですね。

 

いずれにせよ、介護は派遣から始めるのはとても良い方法です。

是非派遣から介護職の扉を開いてみてください!