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未経験・無資格で介護業界に転職できる?不安を解消する7つの事

介護の仕事は間口が広く転職しやすい職業だと言われていますよね。未経験者でも転職しやすく、他業種からの受け入れも良好です。

しかし介護職への転職を考えてみたものの「いざ転職!」となると…

  • 「本当に自分でも出来るのか?」
  • 「今から介護をやるメリットはあるのか?」

といった悩みが出てきて、慎重になってしまい結局転職しないまま終わる。こんな事あると思います。

転職は人生において大きなターニングポイントですから、慎重になるのは無理もありません。ましてや異業種ですから不安だらけだと思います。

そこで今回は、介護業界12年目の私が他業種から介護業界へ転職を考えている人へ向けて、

本当に無資格・未経験でも転職できるのか?という事に合わせて、「未経験・無資格の人はこんな事知っておくといいですよ!」という事をまとめてみました。

これから、介護業界へ転職しようか考えている人は、”勢い転職”をする前にぜひこの記事を読んで、納得した上で介護業界へチャレンジして頂ければ幸いです。

介護の転職で知っておきたい7つの事

ここでは

  • 無資格・未経験でも介護はできるのか?
  • 年齢制限はないのか?
  • どんな仕事をするの?
  • 資格は必要なの?

なんて事について詳しく書いてあります。

さっそく1個ずつ紹介していきますね。

1・未経験でも転職できる

無資格・未経験で異業種から介護業界へ転職できる?といった事を心配に感じる人が多いと思いますが、結論から言えば未経験で介護へ転職する事はできます。

実際、未経験から介護職へ転職してくる人は大勢います。(むしろ私の経験上、介護経験者が転職してくるケースの方が珍しいくらい)

実は、介護への転職はあなたが思っている以上に簡単な事です。

ではどれくらい簡単な事なのか?12年前仕事を辞め、ニート生活送っていた私が介護に就職した時の方法を例にみてみましょう。

(失業保険も切れそうだしそろそろ働かなきゃな〜)

(借りてたビデオ返すついでにビデオ屋のとなりの老人ホームに募集してるか聞いてみっか)

「こんにちわ!未経験だけど働かせてもらえませんか?」
「べつにいいよ〜明日面接するから履歴書もってきてね」

担当者

「承知しました!」

〜後日〜

「採用!来週からきてね」

担当者

どうです?簡単でしょう?

ちなみに私はこの施設に8年勤めました。(今考えれば無礼な入り方をした…と反省しています)まぁ、こんな方法で就職する人はあんまりいないと思いますが、介護の未経験者への間口の広さは理解していただけたと思います。

なので「転職できるか心配…」と悩む事はありません。きっと無資格・未経験のあなたを受け入れてくれる職場は見つかるはずです。

前向きに考えてみて下さいね。

2・40代50代でも転職可能

若い人は気にならないかもしれませんが、40代〜の転職って心配ですよね?

一般的に転職は35歳がリミットとも言われています。たしかに35歳といえば、若い時に比べると、体力も衰え、頭の柔軟性もなくなってくる頃ですよね。

こうした事から企業側が「若い人が欲しい」と思うのは当然の事ですよね。なので35歳〜転職はどうしても不利になってしまいます。

しかし!これは一般企業の話です。介護業界では違います。

介護業界の欲している人材は、むしろ30代〜50代です。

10代や20代の「チィース!」「ウェーイ!」といった、いわゆる”ノリ”の良さは「孫みたいでかわいい!」と喜ばれる事はありますが、高齢者は日常生活の中に「ウェーイ!」は求めてはいません。

むしろ「言葉遣いが悪い」とクレームになる事すらあります。

介護職は基本的に自分より年上を相手にします。尚且つ”利用者さんはお客様”といった精神です。そこで必要になるのが”常識”や”マナー”といった接遇スキルが必要となってきます。

接遇スキルは、ある程度の社会経験を経て得られる部分が大きいですよね?

すなわち、介護業界には30代〜50代の人が重宝されるという事になるのです。(もちろん20代も常識さえあれば大歓迎ですよ)

なので、「これから介護にチャレンジしたい!」と考えている人は年齢なんて気にせず、どんどんチャレンジしてみてください。

礼儀正しい社会人であれば40代だろうと、50代だろうと業界には歓迎されるはずですよ。

3・仕事内容が不安?でも大丈夫!

異業種からの介護へ転職しようかな?と考えている人は「仕事についていけるか心配…」「難しい事頼まれないかな…」なんて不安を持つ人もいるはず。

たしかに、介護業務は専門的で難しい事があるのも事実です。

しかし、入ったばかりの未経験の人に対して専門的で難しい仕事を頼んだりする事は絶対にありません。

なぜかというと、介護にはいくつかの資格があり、その資格によって出来る範囲の仕事が決まっているからです。

その為、無資格の人には出来る範囲の仕事しか頼みません。というより頼めません。

こういった事からも「難しい仕事を一人でやる」なんて事はないので安心してくださいね。

4・仕事内容はお手伝い

介護にはいくつか資格があると書きましたが、何も資格を持たない、介護未経験の人の仕事はいったい何をするのでしょう?

簡単に言えば”高齢者の身の回りのお世話”をする事になります。

もうすこし具体的に言えば…

  • お茶を配ってもらう
  • 入浴の為の衣類準備
  • 足りない物品の補充
  • テーブル拭き

と、いった基本的に誰でも出来るような仕事から初めてもらいます。

想像しているような、オムツ交換、車椅子への移動など、俗に言う”身体介助”はしばらく先の事。

つまり必要な資格を取得してからの話になります。

「仕事内容が心配…」と言う人も日常生活の家事(掃除・洗濯・皿洗いなど)はできますよね?家事さえできれば、未経験者でもそこまで苦労はしないはずですよ。

5・初任給は15万円

あとは、みなさん気になるのが「給料」だと思います。

冒頭で、”未経験者はすぐに介護業界から去っていく人も多い”と書きましたが、その大きな原因の一つが「給料」です。

始めに伝えておくと、介護の初任給は安いです。

異業種から転職されてきた人は初任給を見て「かなり少ない…」と肩を落とす事になるかもしれません。

では初任給はどれくらいなのか?私が未経験で介護職を始めた時の金額を例に見てみましょう。

総支給「18万」→手取り「15万円!」

どう思うかは人それぞれですが、私は「少なっ!」と驚愕しました。

しかしこれは”初任給”の話。手取り15万円がずっと続く…というわけではありません。きちんと働いて夜勤に入れるようになれば、無資格の人でも”手取り20万円前後”は貰えるようにはなる施設がほとんどなので安心してください。

なので、介護未経験から転職する際の給料イメージとしては「最初は給料が安いけれど、徐々に上がる」くらいで想像しておくといいでしょう。

どんな仕事も最初は我慢が肝心ですからね。

6・夜勤に入らないと給料は低い

以前勤めていた職場での出来事です。初任給の少なさに「話が違う!」と腹を立てる人もいます。どうしてなんでしょう?

よくよく話を聞いてみると、腹を立てている人は介護の求人広告の給料モデルの「手取り22万円〜」なんて書いてあるのを見て転職してきたようです。

誤解を招くので先に書きますが、求人広告に嘘は書いていません。

そこには介護の給料を左右する「夜勤」が関わっているからなんです。

介護の求人広告の給料モデルには大概小さな文字で「夜勤5回含む」とか書いてあるはずです。

介護は夜勤をやって”ナンボ”の業界になります。”夜勤一回に付き1万円”といった「夜勤手当」が付いて、やっとスタートラインになります。どうやら、腹を立てた人は夜勤手当を見逃していたようです。

介護未経験の人の場合はすぐには「夜勤」には入れてもらえない事がほとんど。早い人でも夜勤に入れてもらえるまで3、4ヶ月はかかると思っていた方がいいでしょう。

なので、転職する前に夜勤の手当・回数というあたりも注意して求人を探せるといいですね。

7・ベテランの年収は400万円前後

では介護職で頑張るとどれくらいもらえるようになるのか?未来予測図として知って置けば希望が持てますよね。

なので、未経験から始め介護経験が12年経った、今の私の手取りを例として紹介しておきます。

ジャン!「手取り27万円」です。

額面で言えば34万円くらいですね(介護福祉士、夜勤6回込)

これにボーナスが夏冬の2回(計5ヶ月)がついて、年収にすると400万円前後です。この額をどう思うかは人それぞれだと思いますが、少なくとも私は満足しています。

介護職の給料についてもっと知りたい!と言う方はこちらの記事も参考にしてみてください。

資格は取得しておいた方がいい?

未経験で介護の仕事を始める時に”資格”をとっておいた方がいいのか?という事です。

ここでは…

  • 資格ってどんなものがあるの?
  • 資格はとった方がいい?
  • 費用は?
  • 資格を取る為にはにはどうすればいいの?

という介護未経験者によくある疑問に答えていきたいと思います。

資格は取得しておけば損はない

未経験・無資格でも介護は出来ますが、どうしても仕事が限られてしまいます。

もちろん10年選手のベテラン介護職員の中にも”無資格”のまま働いている職員はいますが、あくまでも少数派。

介護職として頑張る・一生の仕事にしたいと考えているならば資格は取っておいて損はありません。

では、なぜ資格をとった方がいいのか?その理由は3つあります。

  1. 自信がつく
  2. 舐めれない
  3. 給料がガツンと上がる

では一つずつ解説していきましょう

1・自信がつく

資格を取る事で、知識や技術力が自ずとつくので、「資格をもっているんだ!」と自信をもって仕事をする事ができます。自信をもち仕事をする事で、やる気もアップし”やりがい”にも繋がります。

2・舐められない

資格があれば”素人”ではなくなるので舐められる事がなくなります。

「え?舐められる?」と思う方もいるかもしれませんが、介護の仕事には資格のヒエラルキーが存在します。「あいつは無資格のくせに!」という資格差別を回避する事ができます。

3・給料がガツンとあがる

これが資格をとる一番の理由というか、メリットです。自信をもって仕事したり、舐めれないという事は大事ですがやっぱり大切なのは「お金」ですよね?

では、資格を取得すると、どれくらい給料が上がるのか簡単な表にしてみました。

参考にしてみてください。(表の例は私が実際に勤めている老健の給料ケース)

資格 初任者研修(旧ホームヘルパー2級) 実務者研修 介護福祉士
無資格者と比較した金額 +1,5万円 +2万円 +4万円
取得費用 7万円前後 7万円前後 約1万円

初任者研修・実務者研修なら介護の未経験の人・現在介護の仕事以外の人でも介護の資格スクールに通うことで最短1ヶ月程度で取得する事ができます。

(介護福祉士は3年の実務経験が必要になるので、介護初心者の人は入ってすぐに取得はできないので注意)

未経験の人には初任者研修がオススメ

とりあえず軽い気持ちで働いてみると言う人も、一番簡単に取得できる”初任者研修”だけでも取得しておく事がオススメ。

オススメする理由は2つ

  • 初任者研修は介護の基礎知識・技術が学べるので、入ってからの「イメージと違う!」が回避できる。
  • 比較的簡単で最短1ヶ月で取得できる

こうした事からも初心者には「初任者研修」がオススメです。

その他、介護の資格についてはこちらに詳しくまとめてあるので参考にしてみてくださいね。

取得費用が気になる人は?

少し気になるのが取得費用。一番簡単にとれる初任者研修でも平均7万円もの取得費用がかかります。7万円ってちょっとお高い気がしますよね?

しかし、考え方によっては、無資格からの給料増で計算すると、半年で7万円の元は取れる事になります。

「まとまったお金がない!」なんて人には分割払いがおすすめです。スクールによっては5000円/月以下の分割払いをしているところもあります。

月5000円ならジュース代とかちょっとした嗜好品を節約すれば、捻出できそうな金額ですよね。

安くに資格を取るためにはスクール比較が重要

初任者研修・実務者研修は全国にある民間のスクールで取得する事ができる資格です。

取得費用は、受講するシーズン・スクール毎にやっているキャンペーンで値段が大きく変わってきます。

ここで値段を一覧にできればいいのですが、スクールの数の多さや地域毎の値段設定が大幅に違うため「ここがオススメ!」という事ができません。

また、下手にネットで調べてスクールを決めてしまうと、あと乗せ料金などで値段的に損をしてしまう事も。

損をしない為のスクール比較の方法

これは私が資格を取る時に行なった方法なのですが、一番いい方法だと思うので紹介しておきます。

①自分の住むエリアにある、全てのスクールの資料請求をします。

②その中で比較して、一番安いスクールを選ぶ。

これだけです。ローカルな方法ですが一番信用できます。

ちなみに自分のエリアのスクールを探すには”シカトル”という会社を使うと無料で自分の住むエリアの資料請求が一括してできるので便利です。

介護・福祉・医療の資格を取るなら『シカトル』

資格をタダでとる方法もある

「資格は取得したいけど、金額がちょっと…」なんて思う人にオススメしたいのが”転職エージェント”という転職サービスです。

では、転職エージェントとは一体何者なんでしょう?

転職エージェントとは簡単に言えば”転職のプロ”です。

具体的にはどんな事をしてくれるかというと…求人提案や履歴書のアドバイス・面接対策など、転職に関わるほとんどの事をサポートしてくれます。しかも全て無料です。

この転職サポートの中に「資格取得応援」というキャンペーンを行なっている会社があり、こうしたキャンペーンを利用する事で資格をタダでとれるというわけです。

なので「未経験だけど介護に転職しようと思っている」なんて人の場合は、就職と資格取得が同時にできるので一石二鳥と言えます。

しかし”求人を探してもらって資格もタダで取らせてくれる”なんて少しムシが良すぎると思いませんか?

私も最初そう思っていたのですが、しっかり説明されると「あぁなるほどね」って感じです。

なので転職エージェントの仕組みを説明しておくと↓

参考画像

この図のように、転職エージェントは企業に対して、求職者を紹介する事で企業側から「紹介料」として転職エージェントに報酬が支払われます。

ちなみに、報酬の相場は転職する人の年収の20〜30%といわれています。(年収400万円なら20%で計算すると…80万円!)

これなら、資格を費用を払ってくれるのも納得できますね。

オススメの転職エージェントは?

介護業界の転職は、転職エージェントを使う事が主流になっています。ただし、注意しておきたい事が1点あります。

それは、転職エージェント会社選びです。

転職エージェントは、大小合わせて全国に1000社もあると言われています。これだけの数の会社があれば、その中には「とにかく就職させればいい」という自分たちの利益だけを考える、悪徳な転職エージェント会社もでてきます。

そんな会社を利用してしまうと、口車に乗せられ、ミスマッチな会社に就職させられてしまう事も。

そうならない為には、きちんとした会社選びが重要になってきます。

ではどんな会社がいいのか?いきなりそんな事を言われてもわからないですよね?

なので今回は私が実際に使った事があり、尚且つ、口コミや評価もよかった会社を紹介しておきます。

一社は登録しておきたい介護転職サイトランキング

1位.マイナビ介護職(大手メジャーエージェント)


転職サイトの大手であるマイナビが運営する介護転職エージェントです。

「介護転職と言えばマイナビ」というほど知名度があるため求人数も多く、さらに全国に支社を持っているため転職への悩みにもしっかりサポートしてもらうことができます。

より高待遇な求人を選びたい人はもちろん、どの方にも安心してオススメできる転職エージェントですので、迷ったら是非登録しておきましょう。

  • 大手で求人数が多い!
  • 求人・転職へのサポートが手厚い
  • 「今すぐ」or「ゆっくり」を選べるので自分のペースで探せる!

公式サイト:https://kaigoshoku.mynavi.jp/

2位.きらケア(内部情報に詳しい!)

きらケア実際に働いてみないと分からないような職場の内部事情に詳しい転職エージェント。【人間関係・雰囲気・評判・退職率】などを事前に知れるので、職場の人間関係に不安なあなたにはオススメ!

  • 働かないと分からない内部情報に詳しい
  • 良い情報以外も事前に共有
  • 面接の対策・同行アリ!転職成功率UP

公式サイト:https://job.kiracare.jp/

3位.かいご畑(資格が0円でとれる)

かいご畑介護未経験や無資格の方でも安心できる専任コンサルト。13万円ほどかかる実務者研修資格などのスクール代金を全額負担してくれるサービスがあり働きながら無料で介護資格がとれます

  • 未経験・無資格の方も安心サポート
  • 介護資格を0円で取得できる!

公式サイト:https://kaigobatake.jp/

もっと詳しく知りたい方は「介護転職サイトおすすめ比較ランキングTOP5」も参考にして、少しでもあなたに合った転職サイトを探して見て下さい。

まとめ

未経験の人が介護へ転職する際に気を付ける事をまとめるとこんな感じ。

”転職は簡単だけど、きちんとおさえる所は押さえておかないとすぐやめる事になってしまう”

ではそのおさえるべきポイントとは?

  • 未経験者・無資格でも転職は出来る!
  • ただし夜勤に入れるようになるまでは給料は安い
  • 誰でも出来る仕事内容だけど接遇は大切
  • 資格を持ってなくても仕事は出来るが持っていた方が絶対いい

それでは介護の現場で待っています!